ターゲットスタンド

現在、屋外用のターゲットはレビュー用に3個ほど用意しているものの、コンクリートを使って土台を作っているため重たく、支柱も長いため運搬には車が必要でした。

レビューに使う分には安定感が抜群なのですが、出先で手軽に使えるターゲットが必要になってきたため、組み立て式でガンケースに収納できる、かさばらないターゲットを自作することにしてみました。

イレクターパイプ

用意したのはDIYに最適なイレクターパイプです。過去に撤去した愛車のスポーツシートとステアリグコントローラーとを組み合わせてレーシングゲーム用コクピットを自作したこともあり、組み合わせによって様々なものが作れる便利なアイテムです。

材料

用意したイレクターパイプの部品をリストアップしてみました。

イレクターパイプH-300×5(100円×5)
イレクターパイプH-450×1(長さは好みでどうぞ)(150円)
ジョイントJ-13B×1(65円)
ジョイントJ-15B×1(190円)
ゴムキャップアウターAセット×4(無くても可)(190円×4)
結束バンド×2(1袋100円)
事務クリップ×4個(1袋100円)
※価格Amazonを参考にしたおおよその売価
※上記パーツはホームセンターでも購入可

イレクターパイプを普通に組み上げる際はこれに専用の接着剤を追加するのですが、今回は組み立て式なので接着剤は使いません。

ということで、材料を揃えてきたので早速製作に入っていきます。

ジョイントJ-15B

まずは、ジョイントJ-15BにイレクターパイプH-300をはめ込みます。差し込む箇所は、1方向違う方向に向いている箇所を除く4箇所です。

縁にセロテープを2周半から3周巻く

そのままだと、隙間が空いて簡単にイレクターパイプが抜けてしまうので、縁にセロテープを2周半から3周巻いておきます。

脚部分

普通はイレクターパイプを接着して固定するのですが、こうすることで抜き差しができ、なおかつ、イレクターパイプが抜けにくい状態になります。

H-300の先にゴムキャップアウターAセットを

差し込んだイレクターパイプH-300の先にゴムキャップアウターAセット×4を取付けます。

これは、なくても良いのですが、有ると安定性が若干増し、見た目も少しばかり向上します。ただ、4個揃えると総額から見て割高になるので、安価に作りたい場合はイレクターパイプむき出しのままでも問題有りません。
イレクターパイプH-450を差し込む

ジョイントJ-15Bの残りの穴にテープを巻いたイレクターパイプH-450を差し込みます。

このイレクターパイプは好みに応じて長さを選んでください。ただし、あまり長すぎると重心が上がり不安定になるので、その際は脚となるイレクターパイプH-300を長いものに変える必要があります。

H-450の先にジョイントJ-13Bをはめ込む

イレクターパイプH-450の先にジョイントJ-13Bをはめ込みます。このジョイントはイレクターパイプに密着して固定するタイプなのでそのままにしておきます。

ジョイントJ-13BにイレクターパイプH-300を取付け

ジョイントJ-13Bに無加工のイレクターパイプH-300を横方向にはめ込みます。

結束バンドでクリップを固定

ジョイントJ-13Bにはめ込んだイレクターパイプH-300の両端に結束バンドで事務クリップを取付けます。この際、クリップの片方の取ってだけに結束バンドを通して固定します。

ターゲットペーパーをクリップに挟んだら完成

クリップの位置を調整してターゲットペーパーをクリップに挟んだら完成です。

下部をクリップで挟む

屋外用のターゲットのため、このままだと風にあおられてターゲットがなびいてしまう可能性があるので、対策としてターゲットペーパーの下部をクリップで挟むことで風の影響を抑えます

ちなみに、このターゲットペーパーはこちらのページで紹介している自作品(マルイ準拠)です。

スチールプレートを取付け

ターゲット以外にもスチールプレートを取付けることで、音の出るターゲットにすることもできます。

写真のものはエアガンの実写レビューで使用している、ジャパンスティールチャレンジ向けの15cmターゲットプレートです。

イレクターパイプで高さを調整して複数用意すれば、ジャパンスティールチャレンジのステージを再現することもできます。

ヒット時はいい音がする

私はシューティングマッチに参加することはないので、この仕様のまま、マルイのVSR-10Gスペックの20mオーバー用狙撃ターゲットとして使っています。

カン!と良い音がするので、当たったときに爽快感は格別なものがあります。一発必中を信念とするスナイパーライフルだからというのもあるのかもしれませんね。

分解時の状態

ちなみに、分解時の状態がこの写真です。棒状のパーツが多いため、分解時は束にできかさばりません。

比較としてKSCのG18C GBBを用意

比較としてKSCのG18C GBBを置いてみました。さすがに、ハンドガンケースに収納するのは無理ですが、長物エアガン用ケースはもちろん、デイバッグ程度でも中に収まります。

手軽に作れるうえ、コンパクトで移動時にスペースを取らないので作ってみたいという人は参考にどうぞ。