パチモン


最近、私の周りでサバゲーがしたいという初心が増えてきたのですが、装備も何もなし。最低限必要なゴーグルすらないという事で、フィールドレンタルを考えたのですが、曇り止めのファンも装備されていないこともあり、自身で用意してみる事にしました。

前に、バディが装備していたパチモンのプロゴーグルがそれなりに使えるとの評価だったので、今回はあえてパチモンのプロゴーグルを買ってみる事にしました。
パッケージ

これが届いたパッケージです。マルイのプロゴーグルを知っている身としては、この時点で安物臭が漂ってきます。

もちろん中華製

もちろん中華製なのは言うまでも無し。

一度開封して封をしたような痕跡

なお、パッケージには検品でもしたのか、一度開封して封をしたような痕跡がありました。

中身

中身はプロゴーグル本体、脱着式マスク、Oリング(マスクの留具)、マニュアル、クリーニングクロスが入っていました。

プロゴーグルの説明書をまるぱくり

マニュアルは中国語・英語表記で、パチモンにしてはしっかり作ってあると思ったら、マルイのプロゴーグルの説明書をまるぱくりという清々しいまでのパチモンぶりです。

ゴーグル部分とマスク部分に分離

このパチモンプロゴーグルはオリジナルと同じくゴーグル部分とマスク部分に分離できます。

裏側

こうやって遠目で見ると変わり無いように見えますが、すぐにパチモンらしい箇所が目に付きます。

クッションスポンジが取れかけ

まず、ゴーグルの縁についているクッションスポンジが取れかけていました。

レンズは傷入

レンズは傷入り。

謎の毛

ネジはさびているし、ゴーグルの内部には謎の毛のような物体が・・・。

ホットボンド

これは電池ボックスのふたを開けたところ正体が判明しました。コードを固定するために使ったホットボンドです。電池ボックス内も多数付着していました。

クリアランスはガバガバ

スイッチはガタガタで、各パーツとパーツのクリアランスはガバガバ。

まるでキャラメルのような表面

こちらのスイッチは表面の加工が甘く、まるでキャラメルのような表面になっています。

半田も付けも甘い

半田も付けも甘い。

泥のような汚れ

そして、何故か泥のような汚れが・・・

無理に押し込まないと入らない

電池ケースはキツくて無理に押し込まないと入らないし・・・

コードが圧迫されて断線の原因に

入れたら入れたでコードが圧迫されて断線の原因になりそうなほどです。

排気ファン

しかも、電池を入れてスイッチを入れると、マルイのプロゴーグルで排気ファンを強にしたとき位の騒音が発生します。

マルイのプロゴーグルは電池を並列させて使っているのですが、パチモンプロゴーグルは直列で繋がっているのが原因のようです。

クリップでショート

片方の電池ボックスをショートさせれば、マルイのプロゴーグル並みになるとのことだったので、試しにクリップでショートさせてみたところ静かになりました。

半田付けしてショート

明らかにこちらの方が良いので、適当なコードを半田付けしてショートさせておきました。

これで、マルイのプロゴーグルと殆ど変わらない騒音になりました。

マスク部分

後は、マスク部分を取り付け。

付属のOリングで固定

付属のOリングで固定すれば完成です。

マルイのプロゴーグルと比較

マルイのプロゴーグルと比較してみましたが、こうして見ると殆ど違いはありません。

ロゴが消されている

しかし、プロゴーグルにはあるロゴが消されており。両サイドのプロゴーグルロゴ。

マルイのロゴが

そして、ファンのマルイのロゴが消されています。とはいえ、マルイのプロゴーグルを見た人には一発で分かるほど細部の作りが甘いのですぐに分かります。

本物のマルイプロゴーグルの半額以下の商品ですから、まぁこんなものでしょう。試しにかぶってみましたがフィッティングについては悪いようには感じませんでした。

細部の甘さは多々ありますが、サバゲーに使うには実用レベルを確保している事は分かっているので、撮影後、綺麗にクリーニングして渡しました。

パチモン

当日、サバゲーで使ってもらったところ、特に問題なく使用でき、排気ファンのおかげで曇って視界が悪くなったりすることは無かったようです。

実用性については最低限の箇所を抑えているのは確かなようです。

マルイのプロゴーグルからすると完成度は酷いものですが、価格なりの完成度といったところで、サバゲーをやってみたいけどコストをかけたくないという場合には有力な選択肢になるでしょう。