お迎えして暫く経つのに動画の隅で少しお披露目するだけに留まっていたDDの初音ミク。この機会にゆるりと紹介しておこうと思います。
久しぶりのドール関連の記事ですが、いつものように自分の世界100%で行きますので、ご理解を頂ける方のみ閲覧をどうぞ。
これは、個人的な志向と思考によるところですが、ドールに対してフィギュアは既存のキャラクターがメインであり、それらのキャラクターの人格は誰もが知る共有されたものになります。
すなわち、フィギュアとは人格が大多数と共有されたものであり、それが私にとっては魅力的に感じさせない要因となっています。
もちろん、フィギュアはダメだと否定しているわけではではなく、ユーザーの撮影した写真を眺めていると、ユーザーの愛を感じる可愛らしいショットだと思うことは多々あります。
ただ、個人的に自分の求める物と違うと感じているだけなのです。
ただ、個人的に自分の求める物と違うと感じているだけなのです。
しかし、かたやエアガンはフィギュアと同じく、同じ設計を皆と共有していることになるわけですが、そこは人格が無く道具として見ているから全く気にならないわけで、自分だけのオリジナルを・・・、という発想には至りません。
結局、これらの考えから、私個人としてのフィギュアとドールの違いは、「フィギュアは収集するものであり、ドールは愛でるものである。」と考えています。
しかし、今回紹介するDDの初音ミクはドールでもキャラクタードールです。共有された人格を持つキャラクターを模したドールはどちらかというとフィギュアに近い思想なので、上記の思想から考えると相反する事になるのですが・・・
人間って本当に分からない生き物ですよね。
もし、理由があるのであれば、ニコニコ初期から初音ミクの盛り上がりを見て応援していたことでしょうか。実体があるアイドル的なものとは少し違うのですが、それに近い部分はあるのかもしれません。
でも、「かわいいから!」で済んでしまうのも事実。ある意味それでも良いし、ここまで書いておきながら、「理由なんていらない。」というのも直感的なのですが、その直感を発するに至るバックヤードにはこのような思考の蓄積があるということです。
さて、ようやく長い前置きを経て本題に入るのですが、このDD初音ミクは、初音ミクのファン向けに作成されたモデルになるのですが、限定版のため新品でもボークスからの正規流通分はすでに販売が終わっています。
従って在庫を扱っているショップやオークションで購入になりますが、市場的には数が減ってきているようで、この春頃に購入したときよりも価格は一気に上昇しています(購入時は7万切る程度の相場だった)。
もともと、ドール市場はフィギュア市場よりもパイが小さいため、少量でも在庫になることがありますが、そんなドール市場に人を呼び寄せたいと考えているのか、DD初音ミクにはドールのセットアップなどが分かりやすく解説されたマニュアルが付くなど、初心者を強く意識したパッケージ内容になっています。
他にも、色写り対策向けのテープが同梱されている等、細かなところまで考えてパッケージ化しているようです。
もちろん、質重視のボークスが作製しているだけあって衣装のクオリティはここまでやるかという品質です。
細かなところまでディテイールを再現しており、妥協を許さないボークスのこだわりを細部から感じます。
ただし、初音ミクはドールとしてはとても扱いにくいロングのツインテールなので、服を着せてセットアップが完了したらツインテールの手入れが必須です。
帯電防止と滑りを良くするために、ウイッグ用のスプレーを吹き付け、手櫛で粗かた髪をとかしたら、静電気が発生しない櫛で髪を丁寧に整えていきます。
ロングツインテールのため、髪が傷みやすいのがDD初音ミクの弱いところですが、でも、ついなでてしまうんですよね。
改めてカメラのファインダーから覗くと、可愛い!・・・、ではなくてオリジナルである、「キャラクター・ボーカル・シリーズ 01 初音ミク」のパッケージデザインに忠実に作られています。
もちろん、忠実に無い!胸は無いのだ!いや、有ってはいけないし育ってもいけない。何せ、この胸だけにショーツは同梱されていてもブラは無いのだから。
ちなみに、ショーツは白ですがフィギュアも白のため、公式としては白なのでしょう。やっぱり縞でしょ!という人は1/4が入らないことはないのですが、ハイレグのようになってしまいます(だれか1/3を出して欲しい)。
こうやって、まじまじ見ていると顔の輪郭が大きめに感じますが、通常照明だと影が入り、MMDのモデル「あにまさ式ミク」に近い感じになります。
照明によって表情が変わるのは割と良くあることですが、DD初音ミクは特に変わりやすいと感じます。
照明を当てている状態では、一見きりっとした目元が目立ちますが、口元はほんわか感を醸し出しているため、自信に満ちた笑顔になっています(えへへというよりはうふふな感じ)。
表情全体では積極的な雰囲気を感じさせるものになっており、アンニュイなイメージを抱く、イズーやアルメダとは対極にある存在だと感じます。
DD初音ミクはボディがDDベースボディIIIということもあり、ポージングの自由度が広がっているのに驚きました。
初期のDDベースボディを使っているイズーではとても真似が出来ないような柔軟なポーズが可能になっており、日進月歩の進化を感じます。
少し前にイズーのボディがクリティカルなダメージを受けたことがあったのですが、修理ではなく、この際DDベースボディIIIへ更新しようと思うに至ったほどです。
初めてDDをお迎えする人にはサイズの実感が分からず、箱を開けて思っていたよりも大きいと感じる人もいるようですが、60cmクラスのドールなので日常に溶け込ませるとこのようになります。
やや腰下から撮影しているので大きく感じますが、これぐらいのイメージを持っておいた方が良いでしょう。何せ1/3スケールですので。
足が長い分、座るとそこまで高くはならないので、机のそばにちょこんと置いておくのも乙なものです。
ブログの記事を書く合間や動画の編集で疲れたとき、ふと目の片隅に入り癒されます。
で、フィギュアに近いと個人的に感じるキャラクタードールをお迎えしてどうだったのか?答えは「素晴らしい!」の一言です。
イズー、アルメダは世界に一体のオリジナルですが、キャラクタードールであるDD初音ミクをお迎えできて本当に良かったと感じます。
過去に初音ミクはみんなの心の中に1人1人存在するんだと説いた事もありましたが、改めて、そして違った意味でもそのように感じるお迎えになりました。
コメント
コメント一覧 (1)
完成した時の存在感がハンパなかったです。
肩に数字のデカールを貼り付けるのと、服の色写りが嫌だったので、肩のナンバープリント付肌色全身タイツを着させています。
完全受注製のため店頭購入はできませんが、ヤフオクで流通しているのでおすすめです。