前回、水冷服を実用的な連続稼働時間になるように改造した際、ハイドレーションシステムの一部を流用することにしたのですが、完成した状態の見た目が今ひとつだったのと、気にある部分があったため再び調整をすることにしました。
世の中探せばあるもので、ペットボトルのキャップにチューブ継ぎ手が付いている珍しいキャップを発見したので、早速、発注してみました。
ものはキャップと密閉用のパッキンがセットになっていました。用途としてはベーキングパウダーを使った二酸化炭素の発生装置向けのようです。
二酸化炭素もとい炭酸ガス発生装置といってもアクアリウムに使うものなので、ごく低圧なのですが、自作炭酸水製造に使えるカーボネーターとしても使えるようです。
キャップの密閉性を高めるパッキンが付属しているので、そこそこの圧力(販売元の説明では0.4Mpa程度?)では漏れないようです。
このチューブ継手付きキャップは、チューブ継手が付いているため、そのまま無改造で改造ペットボトルキャップを置き換えることができます。
ウレタンチューブは固いため、ウレタンチューブをお湯や火で炙って温めて継ぎ手に差し込みます。
ネジを締め込めば固定は完了です。ちょっとやそっとではチューブを引き抜くことはできないので、激しい動きをするときにも安心して使うことができます。
キャップの内側にも継手があるので、ここに短くカットしたチューブを取付けておきます。
この状態で栓ができるのか不安だったのですが、内側に6mm(内径4mm)ウレタンチューブを取付けた状態でも、ペットボトルに取付けることができたので、密閉は問題無いようです。
これで、どちらのラインでも吸水ができ、チューブをつなぐ際、吸水ラインと排水ラインを気にせずに接続することができます。
最終調整版として完成したのがこの状態です。水冷ベストまで全てウレタンチューブに交換したため、折れ曲がって循環不良を起こすことも無くなりましたし、少しは製品らしい見た目になっています。
これで、冷却テストをしてみましたが、水漏れも無く、予定どおりの性能を発揮してくれたので、さらにポンプユニット側にも手を入れていきます。
ポンプユニットにはダイヤフラムポンプという、騒音の大きなポンプが使われているため、少しでも音が漏れないように消音対策を施すことにしました。
用意したのはTRUSCO プロテクターツールケースSです。
このケースは頑丈なつくりになっており、さらにケースの内部にはウレタンスポンジが敷いてあるため、この中にポンプユニットを入れてしまえば少しは静かになるはずです。
ウレタンスポンジを1枚抜き、取付け箇所を一部変えた後、網戸の隙間をふさぐスポンジをスペーサーとして取付けたらポンプユニット固定用のスペースは完成です。
しかし、このままではチューブが繋げないため、ケースに6mmの穴をあけてチューブを通します。
さらに、ユニットの脱着をしやすいように、マイクロカプラーでチューブを分離できるようにしておきます。これでポンプユニットの防音対策は完了です。
残念ながら稼働音を完全に消すことはできませんでしたが、バスタオルで包むよりは静かになっています。
これにて今回の最終調整は終了です。テストで問題無く冷却効果を発揮してくれたので、実践投入に向け、プラティパス2のハイドレーション容器を4個ほど購入してきました。
夏の炎天下で使った際、氷の持ちが悪くなると想定し、1個あたりで2時間冷やせる(30度の室内テストで3時間半)と考えていますが、これだけあれば暑い時間帯は乗り越えられるでしょう。
合せて保冷用の専用ケースも購入しておきました。これで保冷能力を上げて持続時間を向上させつつ、柔らかいタンクが傷つくのを保護します。
そして最後に、前回プラティパス2に水を入れて凍結する際に、上部に空間がないと循環用の水が入らず、使うまでに手間と時間がかかる問題を解決するため、直冷式フリーザーを導入してみました。これで、天板がフタになっているタイプなのでプラティパス2を立てたまま凍らせることができます。
ただし、プラティパス2の説明書きには、凍結させる場合は横にしてとの表記が有り、調べてみると氷になる際の体積膨張により最悪、容器が破損する可能性があるため、対策としてあるものを用意しました。
ただし、プラティパス2の説明書きには、凍結させる場合は横にしてとの表記が有り、調べてみると氷になる際の体積膨張により最悪、容器が破損する可能性があるため、対策としてあるものを用意しました。
それは、包装材に使われるエアクッションです。
水の凍結が容器の外側から内部にかけて進行すると、袋全体が膨張による圧力を受けてしまいます。その圧力たるや1平方センチメートル当り2tという、とてつもない圧力だそうで、この膨張による圧力により容器が破損する可能性があります。
そこで、凍結の進行を底から上部へと進行させ、膨張による圧力を空気が入っている上部の空間に逃がしてやるため、エアクッションにより下部以外を包み込み断熱します。さらに、底に鉄板を敷いて冷気を集中させ、下部からの凍結を促します。
これで、容器の上部に水を入れる空間を確保しつつ凍結が可能ですし、5本同時に凍結させることができるようになりました。
ということで、水冷ベストの最終調整はこれにて完了です。見た目も性能も文句なしのレベルに達したので、後は撮影時とサバゲーでの再投入で最終評価をしたいと思います。
























コメント
コメント一覧 (2)
結果はいまひとつでした。
冷媒が冷却水を完全に冷やせず、冷えているけど本来の冷たさではない水が循環してしまいます。
やはり、普通の氷と水でタンクを大容量化するのがベストなようですね。
話は変わりますがクーレットチューブという商品をご存知でしょうか?
コンプレッサーがある環境で使うものらしいですが
圧縮空気さえあれば体にたすき掛けにして冷風を出せるようです。
体を温めるものなら手軽なものが多いですが、体を冷やすアイテムというのは
なかなか上手くいかないものですね。
クーレットチューブは熱中症対策で色々と検索していたときに目にしたことがあります。
常設の大型コンプレッサーがある工場で、一定の場所に留まって作業をする人限定の
クーリングアイテムのため、残念ながら用途に合わないため見送っています。