サバゲーでノーマルマガジンを多用する場合、意外に手間をとるのがBB弾の給弾です。私もサバゲーでは、マガジンチェンジが好きなので、ノーマルマガジンを数本持っていきますし、エアガンのレビュー動画を撮影する際、マガジン給弾で意外と時間を取られることもあり、電動で給弾するクイッくんを導入してみました。
最初は電動なので、BB弾を押し出す力もそれほど無く、電動ガン用のノーマルマガジンを給弾できれば十分かなと思っていたのですが、BB弾の入りが渋い中華GBBのマガジンにも給弾できるなど、予想に反して実力派のアイテムです。
最初は、電動ガンのマガジンに使えればいいや程度で購入したので、詳しく見ていませんでしたが、パッケージを見ると電動ガンやガスガンだけでなく、スナイパーライフルやショットガン用のマガジンにも使えるアタッチメントが付属していることが分かります。
スナイパーライフルやショットガンについては未だ所有していませんが、今後、購入の予定はあるので、使えることを期待をしつつ中身を取り出してみました。
本体以外の付属品は、各マガジン用のアタッチメントと、そのアタッチメントを固定するためのイモネジ、そしてイモネジ用の六角レンチとなっています。
このアタッチメントを取り替えることで、対応したマガジンに給弾が出来るのですが、イモネジは小さいのでセーフティエリアで交換していると紛失しそうですし、交換の手間を考えると、ワンタッチで固定できる仕様に改良してもらいたいところ。
本体へBB弾を供給する際は、スライド式のフタを開けてBB弾を投入します。
本体の装弾数は約750発。BBローダーXL(470発)を使っている身としては、大きさの割に少ないように感じます。電動給弾マガジンとは違い、力強くBB弾を押し上げるため、ユニットが大型化しているのかもしれません。
写真をみると分りますが、BBローダーの倍以上の厚みがあるため、マガジンポーチに入れる場合、サイズを選んでしまいます。
写真をみると分りますが、BBローダーの倍以上の厚みがあるため、マガジンポーチに入れる場合、サイズを選んでしまいます。
クイッくんは電動給弾なので電源が必要になりますが、使用するのは単4電池4本です。単4電池はサイズが小さい分スタミナも小さいので、頻繁に使用するのであれば、充電電池で運用したほうが良いかもしれません。
そして、ここがアタッチメントの取り付け口です。
このように押し込むことでスイッチが入り、BB弾がグイグイと押し上げられてきます。
早速、マガジンに給弾してみようと思い、電動ガン用のマガジンアタッチメントを取り付けてみました。
試しに、BB弾を入れて給弾口を指で押し込むと、勢いよくBB弾が出てきます。
ちなみに、BBローダーはマガジンを下にして使いますが、クイッくんはBB弾の給弾構造上、マガジンを上にして使います。最初、よく説明を読まずに、勢いで上から押し込んで使い、見事に失敗してしまいました(恥ずかしぃ!)。
さて、準備も整ったところでマガジンの給弾テストへと移ります。どの程度の能力があるのか、手元にあるもので試してみました。
最初にテストしてみたのは、東京マルイの次世代電動ガンAKS74Uのマガジンです。これは、難なく給弾できました。
続いて東京マルイのノーマル電動ガン MP5シリーズ用マガジンです。これも余裕の給弾です。
今度はアタッチメントをガスブローバックマガジン用に取り替え、東京マルイのGLOCKシリーズのマガジンに給弾してみました。
ガスブローバック用のアタッチメントは、角度や差し込んだ状態によってはうまく給弾できませんが、慣れれば給弾がスムーズになります。このように、GLOCKシリーズ用のショートマガジンはリップから給弾することができました。
ただ、かなり無理をして押し込んでいるのか、マガジンによってはBB弾の表面に傷が入っているのが気になりました。この状態だと、ホップの掛かりにバラツキができて集弾性が落ちるかもしれません。
続いて、GLOCKシリーズ用のロングマガジンですが、こちらはリップから給弾すると途中で止まるため、一度マガジンフォロワーを指で下げて再度給弾しましたが、動きに合わせられなかったため綺麗にダブルカラム状にならずに歯抜けがあります。
※慣れればダブルカラム状になります。
※慣れればダブルカラム状になります。
続いて、KSCのGLOCKシリーズ用ロングマガジンです。こちらはリップから給弾しても途中でとまることなく、綺麗にダブルカラム状に給弾できています。
次は、マルゼンのニューイングラムM11 GBB用のショートマガジンです。このマガジンは、BBローダーで給弾する際はこつが必要で、スムーズに給弾はできないだろうと踏んでいたら、予想に反してスムーズに給弾できてしまいました。
他にも、同社のMP5K GBBとスコーピオン GBBのマガジンでもスムーズに給弾するなど、実用性の高さを感じます。
そして、BBローダーで給弾する際に、強引なほどロッドを押し込まないとBB弾が入らない、GHKのAK74 GBBシリーズ向けのマガジンは、絶対無理だと踏んでいたのですが、なんと・・・給弾してしまいました。
負荷が強いので無理をしているのか、苦しそうな音を出しながら給弾していたので、途中で止まったかと思いきや、しっかりと最後まで給弾するほどで、BB弾を押しあげる力は相当なものがあります。
あまりやり過ぎると、負荷で寿命が短くなるかもしれませんが(負荷を掛かりすぎると送弾ギヤが欠けるので要注意)、ここまで給弾能力があるとは思いもしませんでした。
東京マルイの電動ガン用ノーマルマガジンであれば大抵のものは給弾できるでしょうし、GBB用のマガジンでもある程度は給弾出来るとあって、実用性はかなり高い部類に入るアイテムだと思います。
今度はサバゲーや撮影時のお供として活躍すること間違い無しでしょう。
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