レギュレーター

冬でもフルオート1マガジンを軽く打ち切れる外部ソースに魅せられ、ガスガンの多くは外部ソース化しているのですが、今回は外部ソースの中で使い勝手が良く、最もメジャーであり、そして今でもフィールドによっては使用許可がもらえるグリーンガスを紹介します。
 
グリーンガスは運用コストが非常に高いというデメリットがありますが、小型で持ち運びやすくエアータンクのように高圧の空気を充填する必要もなく、ボンベを交換すればいくらでも使え、ガスブースターよりも冷えに強いので外部ソースの中では使い勝手が一番良いといえます。

キンキン

ただし、ガスですから、大量に使うとボンベが冷えて凍り付きます。しかし、HFC系のガスよりははるかに冷えに対する耐性が強いため、冬場でも性能は落ちるもののガスガンを撃つのに使う事ができます。
 
グリーンガス

使用するのは専用のグリーンガスというボンベです。ボンベも写真のタイプと小型タイプの2種類があります。例外としてマルシンの専用銃に直接挿入するタイプもあります。

このボンベの中に入っている高圧の炭酸ガスを使いますが、そのままの圧力だとガスガンには高圧すぎて危険なので減圧しないといけません。

レギュレーター

その減圧をするための装置がグリーンガス用のレギュレーターです。このレギュレーターは固定圧式と可変圧式の2種類に分けられます。
シングルボンベ固定式タイプ

固定式圧は2次圧力(ホースへと導かれる減圧されたガスの圧力)の圧力が固定されているタイプです。

ダブルボンベ固定式タイプ

これらにはシングルボンベタイプのものと、倍のスタミナを持つダブルボンベタイプのものがあります。

二次圧力

固定圧についてはモデルや年式により差があるようで、シングルタイプのものは年式が古いものだと0.35Mpa固定の物があるようです。後期のモデルについては0.4Mpaに固定されているものがほとんどのようで、私が持っている固定式ダブルボンベタイプは0.4Mpaの固定圧でした。

固定圧式は圧力を変更できないため、フィールド上で圧力を上げBB弾の初速をあげる不正ができません。このため外部ソース式としては比較的他人の目を気にしなくても安心してプレイできるといえます。

ただし、固定圧式は0.4Mpaの圧力のため外部ソース前提のガスガンでは圧力不足で動作しないことがあります。

私の検証ではSHOEI MG42 BGGセカンドエンジン仕様では圧力不足で動作不良、エスコートのMP5A5 GBBではセミオートは大丈夫でしたがフルオートが初弾しか発射できないという動作不良を確認しています。

どちらかというと外部ソース化したガスガンに使うのがベストなタイプといえます。

掘り出し物

入手性については、旧時代のエアガン製品で完売している物ばかりですから、オークションなどで入手することになります。ほとんどが中古ですから、新品が出ていれば掘り出し物レベルです。

可変圧式はレギュレーターに圧力調整用のダイヤルが付いており、最高で0.5Mpaの2次圧力をもっています。

可変圧式

こちらの固定式と紹介されていることもあるレギュレーターは、ダイヤルを固定することはできないものの可変圧タイプとして使用ができるので、ここでは可変圧タイプとして紹介します。

0.5Mpa
※写真のように小型の圧力計を取付けておくと手元で残量管理ができる。

可変圧タイプはシングルボンベタイプのみで、ダイヤルの調整で圧力を0~0.5Mpaまで調整することができます。

0.5Mpaとなると中華製の長物ガスガンなどは初速が危険な領域に入る物も出てくるため、長物は特に初速に注意する必要があります。

もちろん国内メーカでも一部の長物が規制値を超えることを確認していますので、バレルカットなどで初速を落とす対策をしないと銃刀法違反に問われることになります。

可変圧故にフィールド上で圧力を上げることができ、相手の疑心暗鬼の元になる可能性も秘めているといえますが、この点については初速の関係も含み最高圧の0.5Mpaで初速が規制値を超えなければ良いだけです。

0.5Mpaと固定式よりもやや高い圧力で外部ソース専用のガスガンも快適に動作するので、外部ソース専用のガスガンを使用する際はこちらの選択するのがお勧めです。

入手性は良く、新品で販売しているタイプは全てこちらの可変圧タイプになります。 

他にもボンベを小型化した小型タイプは容量が小さいですが、その分邪魔にならないので、燃費の良いハンドガンと相性が良いようですので、ハンドガンしか使わないのであれば小型タイプも検討するといいかもしれません。