今回紹介するのは海外メーカのガスブローバック並に激しいリコイルショックを生み出すASCSガスブローバックエンジンを搭載したエスコートのMP5です。
エアガンの紹介の前にエスコートというメーカーを聞いたことがないという方も多いかもしれませんが、旧来のエアガンを改造してASCSガスブローバックエンジンを搭載して販売しているカスタムショップに近いメーカーです。
そのなかでもMP5については単体で発売しており、持ち込み加工による販売ではありません。
エスコートのMP5は今にしては珍しく外部ソースで稼働するASCSガスブローバックエンジンを搭載しており、国内外のガスブローバックでもトップクラスのリコイルショックを味わえるエアガンです。
外部ソース前提のエアガンだけに単体で使用することができず、グリーンガスやエアタンク、エアコンプレッサーやガスブースターといった外部ソースに接続しないといけませんので使用するには初期投資がかなり必要になってきます。
しかし、ASCSガスブローバックエンジンは総真鍮製とあってボルトの重量は248gという重量級で、外部ソース前提ということもありリコイルショックはかなり激しいものとなっています。
国内メーカーでは東京マルイのガスブローバックMP7A1がかなり強いリコイルショックを味わえるのですが、エスコートのMP5はさらにその上をいくリコイルショックで、ストック越しに肩に受ける衝撃はすさまじいものがあります。
この激しいリコイルショックを生み出すため燃費は犠牲になっているのかと思いきや、撮影時に使用した3.5L自作エアタンクでは、タンク圧力約1Mpaで二次圧力を0.5Mpaに設定して撃ったところ0.5Mpaまでタンク圧力が下がるまでに約350発も撃つことができました。
※比較として マルゼン ニューイングラムM11では同条件で375発発射できます。
どちらかというと安定した圧力とガスの供給のほうが重要で、ガスブースターでは圧力降下により安定した射撃は望めません。
安定した稼働を求めるのであれば外部ソースはグリーンガスかエアーが最適です。
ちなみに外部ソースとの接続はグリップ内から伸びている6mmホースを使用します。そのままだとマイクロカプラーには取り付けられないので、MC-06PCを使用して簡単に接続できるようにしています。
ASCSガスブローバックエンジンは強烈なリコイルショック以外にも銃口からしかエアーがでない特徴があり、BV式ガスガンのようにサプレッサーとの相性が非常に良い設計となっています。
サプレッサーは正ネジ14mmタイプと、もしかしたらトライラグが使える設計になっているかもしれません。
※残念ながら実物と設計が違うため、トライラグタイプのサプレッサーは取り付けできないとのことです。情報ありがとうございました。
このASCSガスブローバックエンジンは真鍮製のため頑丈にみえて実は汚れには弱く、潤滑用のシリコンオイルが汚れてくると給弾不良を起こしてジャムの原因になるため、通常のガスブローバックよりも頻繁なメンテナンスが必要になってきます。
分解はそれほど難しくないので動画を見ながら参考にしてもらえればと思います。
また、BB弾は第二次世界大戦中の銃のように弾にオイルを塗布しておかないとジャムの原因になり、シリコンを塗布していない状態で撃つと毎回弾道が変化して20m先のA4のターゲットぺーパーに当てるのすら難しくなってきます。
これらの点から意外こまめに手をかけてやらないといけないエアガンだということが見えてくると思います。
外見についてはほぼ文句なしといったところですが、エジェクターから覗くASCSガスブローバックエンジンの真鍮パーツは何か違うなと感じるところです。
それ以外は樹脂製パーツも黒くて質感は安っぽさを微塵も感じませんし、レシーバーは金属製で質感は素晴らしいの一言です。
セレクターはよく分からないポジション設定で、本来は3ポジションなのに実際は5ポジションもあり、ストップ>セミ>フル>フル>フルというセレクトになっています。
ストックについては固定できない個体もあるようですが、私のMP5は折りたたんだときのがたつきは少しありますが利用時はしっかりと固定できます。
面白いのがマガジンでマルイの電動ガンのマガンジと互換性があります。
標準で同梱されているマガジンは樹脂製で質感が今一だったので、アウターがスチールのマルイMP5電動ガン用の50連マガンジを使っています。
トリガーハッピー大好き馬鹿なので、近いうちにドラムマガジンを手に入れ一暴れしたいと思います。
命中精度については10mまではそれほどバラツキがなく纏まっていますが、20mも離れるとA4のターゲットペーパーを外す弾道が目立ちます。
精度としては長物ガスブローバックでは平均的な精度といったところでしょう。
●まとめ
後半はデメリットばかりを挙げていますが、外観といいリコイルショックといい素晴らしいレベルのガスブローバックでデメリットは吹き飛んでしまうほどです。
外部ソースのことも考えると手軽に手が出せる価格ではないのですが、素晴らしいと感じるエアガンになっています。
懐に余裕があるのであれば一度手に取ってみると良いかもしれませんよ。
新品が欲しければエスコートで、中古で良ければオークションでもたまに出品されていますので、探してみようと思うかたはこちらからどうぞ。
そのなかでもMP5については単体で発売しており、持ち込み加工による販売ではありません。
エスコートのMP5は今にしては珍しく外部ソースで稼働するASCSガスブローバックエンジンを搭載しており、国内外のガスブローバックでもトップクラスのリコイルショックを味わえるエアガンです。
外部ソース前提のエアガンだけに単体で使用することができず、グリーンガスやエアタンク、エアコンプレッサーやガスブースターといった外部ソースに接続しないといけませんので使用するには初期投資がかなり必要になってきます。
しかし、ASCSガスブローバックエンジンは総真鍮製とあってボルトの重量は248gという重量級で、外部ソース前提ということもありリコイルショックはかなり激しいものとなっています。
国内メーカーでは東京マルイのガスブローバックMP7A1がかなり強いリコイルショックを味わえるのですが、エスコートのMP5はさらにその上をいくリコイルショックで、ストック越しに肩に受ける衝撃はすさまじいものがあります。
この激しいリコイルショックを生み出すため燃費は犠牲になっているのかと思いきや、撮影時に使用した3.5L自作エアタンクでは、タンク圧力約1Mpaで二次圧力を0.5Mpaに設定して撃ったところ0.5Mpaまでタンク圧力が下がるまでに約350発も撃つことができました。
※比較として マルゼン ニューイングラムM11では同条件で375発発射できます。
どちらかというと安定した圧力とガスの供給のほうが重要で、ガスブースターでは圧力降下により安定した射撃は望めません。
安定した稼働を求めるのであれば外部ソースはグリーンガスかエアーが最適です。
ちなみに外部ソースとの接続はグリップ内から伸びている6mmホースを使用します。そのままだとマイクロカプラーには取り付けられないので、MC-06PCを使用して簡単に接続できるようにしています。
ASCSガスブローバックエンジンは強烈なリコイルショック以外にも銃口からしかエアーがでない特徴があり、BV式ガスガンのようにサプレッサーとの相性が非常に良い設計となっています。
サプレッサーは正ネジ14mmタイプと、
※残念ながら実物と設計が違うため、トライラグタイプのサプレッサーは取り付けできないとのことです。情報ありがとうございました。
このASCSガスブローバックエンジンは真鍮製のため頑丈にみえて実は汚れには弱く、潤滑用のシリコンオイルが汚れてくると給弾不良を起こしてジャムの原因になるため、通常のガスブローバックよりも頻繁なメンテナンスが必要になってきます。
分解はそれほど難しくないので動画を見ながら参考にしてもらえればと思います。
また、BB弾は第二次世界大戦中の銃のように弾にオイルを塗布しておかないとジャムの原因になり、シリコンを塗布していない状態で撃つと毎回弾道が変化して20m先のA4のターゲットぺーパーに当てるのすら難しくなってきます。
これらの点から意外こまめに手をかけてやらないといけないエアガンだということが見えてくると思います。
外見についてはほぼ文句なしといったところですが、エジェクターから覗くASCSガスブローバックエンジンの真鍮パーツは何か違うなと感じるところです。
それ以外は樹脂製パーツも黒くて質感は安っぽさを微塵も感じませんし、レシーバーは金属製で質感は素晴らしいの一言です。
セレクターはよく分からないポジション設定で、本来は3ポジションなのに実際は5ポジションもあり、ストップ>セミ>フル>フル>フルというセレクトになっています。
ストックについては固定できない個体もあるようですが、私のMP5は折りたたんだときのがたつきは少しありますが利用時はしっかりと固定できます。
面白いのがマガジンでマルイの電動ガンのマガンジと互換性があります。
標準で同梱されているマガジンは樹脂製で質感が今一だったので、アウターがスチールのマルイMP5電動ガン用の50連マガンジを使っています。
東京マルイ 電動MP5用 400連ドラムマガジン [おもちゃ&ホビー]
トリガーハッピー大好き馬鹿なので、近いうちにドラムマガジンを手に入れ一暴れしたいと思います。
命中精度については10mまではそれほどバラツキがなく纏まっていますが、20mも離れるとA4のターゲットペーパーを外す弾道が目立ちます。
精度としては長物ガスブローバックでは平均的な精度といったところでしょう。
●まとめ
後半はデメリットばかりを挙げていますが、外観といいリコイルショックといい素晴らしいレベルのガスブローバックでデメリットは吹き飛んでしまうほどです。
外部ソースのことも考えると手軽に手が出せる価格ではないのですが、素晴らしいと感じるエアガンになっています。
懐に余裕があるのであれば一度手に取ってみると良いかもしれませんよ。
新品が欲しければエスコートで、中古で良ければオークションでもたまに出品されていますので、探してみようと思うかたはこちらからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (6)
残念ながら銃口のバイヨネットラグは実物互換ではないです。
VFCのNAVYハイダーが付きません。(VFC MP5は実物サイズ)
ただしKMのMP5用ハイダーが付くという記事を見かけますが、
KMのハイダーをなかなか見かけないので未検証のままです。
通常のM14正ネジのサイレンサーなら装着出来ます。
トライラグにはサプレッサーが付かないですか、見た目で判断しにくいので確認できなかったですが、これは少し残念。
サプレッサーは素直にM14正ねじを選んだほうが無難そうですね。
どうも、情報ありがとうございました!
実際確認したのでこれは確定情報です。
エスコート及びユースエンジニアリングMP5には、
VFC NAVYハイダー、KMのMP5用ハイダー(PDWフラッシュハイダー)共に装着不可です。
エスコートのエアガンは情報が少ないので助かります。
しかし、これだと折角のトライラグも飾りになってしまいますね。汎用サプレッサーが取付けられるとはいえ少し残念に感じます。
ユースエンジニアリング時代にはベースとなったエアガンの設計を活かそうとはしていたんですね。
しかし、サイレントモードは固定ガスガン化というか電磁弁カスタムのような方向性を感じます、なんとも気になる話です。てっきりASCSはブローバック専用のシステムと思っていたのですが、意外とカスタム幅があるものなんですね。