MARUZEN MP5K

今や特殊部隊のSMGとして定番のMP5シリーズから、要人警護や航空機・車両搭乗員向けのMP5Kシリーズをガスブローバックとして発売しているマルゼンのMP5KA4を手に入れてきました。

プラスチック感が強く出ている

箱から出してまず目に付くのがプラスチッキーな質感です。

価格的に仕方がないといわれるとどうしようもないかもしれませんが。プラスチックの感触が酷く、レシーバーの部分の浮いた感じがいかにもオモチャというイメージを強くしています。

グリップの質感
フォアグリップの質感

フォアグリップの質感やグリップ部分、ロアフレームの質感は良いだけに残念な部分です。

MP5KA4だが・・・

動画を公開した後に調べていて気づいたのですが、MP5KA4には本来2点か3点バースト機能が備わっているはずです。しかし、セレクターを見ての通りバースト機能は無く、セミオート、フルオートのみとなっています。

コッキングレバー

ガスブローバックだけあってコッキングレバーを引いたときの感触は重要なのですが、プラスチックパーツの多用のせいが音も質感も物足りない感じです。

実銃と同じくロック可能

実銃と同じくボルトロックポジションも再現しています。映画などでも良く見るこのポジションからコッキングレバーを手ではたき落とすようにしてボルトを前進させるリロードはMP5独特の動きですが、レビュー動画中でも同じように再現しています。

電動ガンでやったときはダミーのレバーでスカスカなうえ、剛性が足りずレバーがすっ飛んでいったのは良い思い出です。

動画撮った後すでに傷物に

ただ、動画を撮り終えた後に見てみると塗装が一部剥げていました、レシーバーはプラスチックですし無茶なリロードはしないほうがいいかもしれません。

エジェクションポート側

エジェクションポートがある右側です。

MP5Kのすばらしさはそのデザインだと個人的には思っていますが、MP5Kはどちらから見ても素晴らしいデザインで惚れ惚れします。

エジェクションポートは閉鎖しているときはいいが

エジェクションポートは閉じている時は良いのですが・・・

エジェクションポート内部の造りはプラモデルのよう

オープンすると中のボルトがまるでプラモデルのような造形となっています。ここは本来金属製のピンがあるのですが、このように凹凸だけで表現しているので見た目が頂けません。

加えて実銃がクローズボルトなのにたいしてマルゼンのMP5Kはオープンボルトとなっています。ですから、ボルトの位置はこの状態で発射じょうたいとなっています。

覗き込むと昔のガスブローバックにありがちなバーが入っていてるのが見えるので何とも残念な感じです。

レールマウント取り付け用の出っ張り

エジェクションポートの近くにはレールマウントを取り付ける出っ張りがありますが、この箇所は前述の通りプラスチック製のためマウントを取り付けると傷つきます。

アイアンサイトはあってないような物

アイアンサイトはある意味おまけのような物です。一応リアサイトは上下左右の調整が可能ですが、当てにして撃つような代物ではありません。

命中精度からすればおおよそ的な調整で十分でしょう、MP5Kのコンセプト的にバリバリ撃って火力で勝負する使い方が適しています。

マガジンは30連ショート

標準のマガジンは30連ショートマガジンです。

外部ソース化も問題無し

マガジン底部のガスバルブも外部ソースに適した状態となっています。

レビュー動画では外部ソース化して運用していますが、今後外部ソース化についても動画とブログで紹介したいと思います。

しかしSMGはロングマガジンが醍醐味

しかしSMGの醍醐味はロングマガジンです。

フルオートで弾をばらまくならロングマガジンは必須ですし、見た目的にもマッチしています。

マルゼンのSMGロングマガジンは継ぎ目がある

マルゼンのSMG用のロングマガジンは継ぎ目が付いているのが特徴で、ちょっと見た目で萎えてしまう部分でもあります。

この継ぎ目でマガジンフォロワーが引っ掛かる

困ったことにマガジンの継ぎ目でマガジンフォロワーが引っかかり給弾不良を起こすときがあります。動画中でもフルオートの途中で動きが一瞬おかしくなっているときがありますが、おそらくこれが原因ではないかと。

重量

重量はショートマガジン込みで約1380gで、内ショートマガジンが325g、本体のみが約1055gです。ロングマガジンは約455gとなっています。

初速とサイクル

初速はマガジンをほんのり人肌よりも暖かいぐらいに加熱して計測して80m/s台となっています。外部ソース化しても0.5Mpa程度なら初速は90m/sにも達しませんので安心して使えます。

サイクルはマルゼンのSMGらしく25発/秒というハイサイクルです。トリガーを引けば2秒でロングマガジンが空になる計算です。

このように重量は軽く取り回しがいいし、瞬間火力もあるのでアタッカーに人気なんでしょうね。



空撃ちや実際に撃ってみた感じは最高で、2秒足らずで50連のロングマガジンを空にするぶっ飛んだ瞬間火力のためリコイルショックでブルブルと手が震えてたまらないです。

命中精度についてはどうしようもないほどですが、室内戦などのCQBであればそこまで距離もないでしょうから突っ込んで瞬間火力で勝負というところでしょう。

フィールドストリッピング1

フィールドストリッピングは以外と複雑なイメージがあるMP5にしては簡単です。

まずは写真の箇所のピンを抜き取ります。

フィールドストリッピング2

ピンを抜いたら底板を抜き取ります。

フィールドストリッピング3

ロアフレームを下に引っ張り分離させます。

フィールドストリッピング4

この状態でボルトが抜けるようになります。アッパーフレームから覗いている金属製の四角いパーツを後退させボルトをバレルユニットごと後退させます。

フィールドストリッピング5

ボルト一緒に後退するので途中でボルトを抜き取ります。

フィールドストリッピング6

これがボルトユニットです。ハイサイクルな割には意外と重量がありズッシリとしています。

フィールドストリッピング7

ボルトを抜き取ったらそのままバレルユニットを後退させて抜き取ります。

フィールドストリッピング8

途中引っ掛かりますが、出っ張っている金属のパーツを指で押し込めばそのまま後退させることができます。

フィールドストリッピング9

これでバレルユニットが抜けてフィールドストリッピング完了です。

フィールドストリッピング10

戻す際は逆の手順でOKです。注意することといえば、ボルトに付いている長いバーを底板の穴にしっかりとはめて取り付けることぐらいでしょうか。

デザインは素晴らしいの一言

その独特の形状に昔からあこがれていたのがMP5Kでした。電動ガンで出たときはMP5A4とMP5 SD5を購入したのですがMP5Kだけは手を付けづ心残りがあったのですが、これでその心残りも無くなりました。

グリップが味を出している

うーん、やっぱりカッコイイです!

このマルゼン GBB MP5KA4は市場にけっこうな数が流通しているので簡単に新品を手に入れることができます。

おすすめのオプションはやっぱりロングマガジンです。一緒に購入して間違いなしのオプションですよ。