一部の愛好家の間では安くて見た目が派手なため人気のある中国製電動ガンのLMG。確かに国産の電動ガンを買うのと同じぐらいの価格で購入できるのですが本当に使い物になるのか?試しに購入してみました。
元々子供の頃から機械が好きな関係でエアーガンなどを趣味にしていた時期もありましたが、大人になってからはこの世界とも離れていました。しかしFPSゲームをやっているとエアーガンとかいいよな~なんて思いはじめ、気がついたら買っていたという始末。しかもコンパクトなハンドガンならまだしも馬鹿でかいLMGです。
ものはA&K M249 MINIMI Mk2です。兄弟機にA&K M249 MINIMI Mk1とPARA仕様がありますが、A&K M249 MINIMI Mk1はヒートガードが無く、PARA仕様は空挺部隊仕様のため軽量化とストックの変更、バレルが短くなるなど取り回しを重視したタイプになっているのでサバイバルゲームには最適なMINIMIになっているようです。
メタルフレームを採用しているため重量は重く7kg近くなっています。フィールドで振り回すような銃じゃないですが見た目からか結構使っている人がいるようです。
正直飾り用なんで質感がいいほうが私にととってはありがたいことです。
ダーミーカートはG&P製の5.56mmダミーカートを使っていますが、このように両端を引っかけることができるように最初から作られているので加工の必要はなかったです。
ただ、ダミーカートを繋いでいるベルトリンクは錆びていきますので手入れが必要です。
このダミーカートの下に、マガジンボックスから延びている音響センサーと給弾チューブがあります。ダミーカートがないとこれが丸見えで締まりでてきません。
マガジンは付属のボックスマガジン意外にもM16マガジンと互換性があるそうです、たぶん東京マルイ製のでしょうが大容量タイプとは相性が悪いようです。
ギミックも凝っていてコッキングレバーを引くことができるのはあたりまえ(感触は貧弱でもの足りませんが・・・)、なんと!本物さながらバレル交換ギミックを搭載しています。中国製のくせにやるじゃないか!!とテンションも上がります。
バッテリーはストック内に収納されます。どうやら途中で改修されたようで、入りにくかったラージバッテリーも無理をしなくても収納できます。ただし元々ミニバッテリー用のコネクターが装備されているためラージバッテリー用にコネクターを変換する必要があります。
ちなみにコードが引っかかりやすいので注意が必要です。問題ない場合はスルスルと入るのですが、コードが引っかかると入らないので、その場合はコードの取り回しを見直してください。無理をするとコードの被服が剥がれて最悪ショートします。
マガジンは単3電池2本で動く電動ゼンマイ式になっています。音響センサーと常に給弾巻き取りをするモードがあります。
中国製電動ガンは多くの方が箱出し状態で撃つものじゃないと多くの方々が語っていますが、調べてみると組み立て精度が低かったり、メカボックス内に異物が入っていたり、パッキン類が性能不足等など問題が山積みです。
酷いときは箱出し状態で撃つことすらできないものもあるようです。機械には強いのですが治具と保守部品を持ち合わせてないので今回はショップで調整してもらいました。
調整メニュー内訳は・・・
チャンバー加工
ノズル加工
カスタムスプリング
ギヤシムセッティング
モーター交換
スイッチ交換
と機関部に手を入れてもらった状態で出荷してもらいました。で、箱出しで撃てると思ったら大間違い、マガジンは手を入れてもらっていなかったのですが見事に壊れて動きませんでした。
原因はこの給弾モードを切り替えるスイッチです。見ての通り基盤が浮いてますが、分解途中にスイッチの内部部品がポロリと落ちてきました。
半田もコードも貧弱でいつ断線してもおかしくない品質です。一応直結し動作を確認したのですが音響センサーは全くといって反応無し。常時巻き上げモードは作動したので先人に習いトリガー連動給弾に改造してみました。
購入したのはコードクリップ、マジックテープ、タクトスイッチ、スナップスイッチ、モノラルイヤホン(細めのコードがいい)、熱収縮チューブ 内径15mmです。
まずはタクトスイッチの片側のピンを手で折り曲げて切り取ります。
そこにイヤホンのコードを半田付けして熱収縮チューブで保護します。
タクトスイッチの長さを調整してトリガーを引いた時にスイッチが入るように切り詰めます。
基盤にこのスイッチのコードを割り込ませます。この状態だとモード切替スイッチをOFFの位置にしてもタクトスイッチがONになると給弾するので注意してください。
※基盤は変更があったようで現在のモデルはこのような小さな基盤になっています。
後はマガジンの給弾スライドからコードをのばし・・・
コードをクリップで留めながら・・・
トリガー後ろへタクトスイッチをマジックテープで取り付けました。これでメンテナンスでマガジンを外すとき邪魔になりません。
これでようやく撃てるようになったのですが、ほんと中国製電動ガンは地獄だぜ!!
ということでLMG乱射!!
気持ちいいぃぃぃぃ!!やっぱりLMGは弾ばらまいてなんぼです。トリガーハッピー最高!!
トリガー連動給弾も完璧で給弾不良はないのでバリバリ撃って遊べます。ポップアップもかかるのでトリガーを引くとBB弾が一列に並び30mほど直進します、その後は右に曲がる癖があるのですがこれだけ直進すればフィールドで使っても問題ないレベルでしょう。
※BB弾はちゃんと自然に還るバイオ弾を使用しているのでご安心を。
現在は飾りになっていますがたまに撃ってストレス発散をしてます。調整やバッテリー等の付属品も含めるとけっこうなお値段でしたが、それなりに調整をしてやれば使える品になりますよ。
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