サマリウムコバルトモーター

東京マルイの次世代電動ガンHK417に搭載されて注目を集めたサマリウム・コバルトモーターですが、他の電動ガンでも簡単に交換できるのにセミオートのキレが劇的に向上するということでカスタムパーツとして人気があるようです。

次世代電動ガンのAKS74Uはセミオート戦でもそれなりに満足して使っていますが、スタンダード電動ガンのMP5については、EG-1000にモーターに交換してあったのですが、セミオートのキレは非常悪く不満だったので、サマリウム・コバルトモーターに交換してトリガーレスポンス向上を狙ってみました。

パッケージ

サマリウム・コバルトモーターは1万円と結構な額がするモーターですが、多くの人が交換後のセミオートの激変ぶりに驚いていることを考えれば、確実に効果が見込めるパーツです。

トルクが約2倍で消費電力は据え置き

スペック上では回転数はEG-1000より若干回転数は低いものの、トルクが約2倍で消費電力は据え置きという優秀なモーターです。

端子側

そのため、EG-1000を搭載している電動ガンに組み込めば、サイクルとバッテリーの持ちそのまま、セミオートのキレ、もといトリガーレスポンスが向上することになります(代わりにギアなどへの負荷は大きくなりメカボの寿命は落ちる可能性有り)。

その秘密は強力な磁力を持つサマリウムコバルト磁石にあり、レアアースから作られるため非常に高価なのですが、高温でも安定した磁性を持つため、負荷でモーターが高温になりやすい電動ガンでも、安定した性能を発揮することができるわけです。

ゼムクリップが張り付くほど強力

ともかく磁力が凄いので、磁力に反応する物を不用意に近づけないでと警告がありますが、パッケージの表面にゼムクリップが張り付くほど強力な磁力があります。

同じ事をEG1000モーターで

同じ事をEG-1000モーターでもやってみましたが、張り付くことはありませんでした。確かにサマリウムコバルト磁石は強烈な磁力を持っています。

このため、ワッシャーやネジ類を不用意に近づけると、モーター内部に吸い込まれて使い物にならなくなる可能性が非常に高いので、組み込み時はその点に特に注意が必要です。

ノーマル電動ガンのMP5

今回、サマリウム・コバルトモーターを組込むノーマル電動ガンのMP5は、ロングタイプモーター対応なので無加工で組み込みが可能です。
※EG-750対応グリップ底板が付いていることが前提 


バッテリーが接続されていないことを確認して、グリップの底板を外します。小さな円盤が挟まっているので、モーターに吸い込まれないように注意します。

動画で組込み手順を公開していますが文章で簡単に説明すると・・・

1.モーターに接続されているコードを外す。

2.モーターを引き抜いて取り外す。

3.サマリウム・コバルトモーターのギアに薄くシリコングリスを塗り、電極の極性(プラス側の端子は近くに赤い印がある)に注意してグリップに押し込む。
※事前にモーターの慣らしをしておくと若干良くなる模様
※極性が反対だと逆転になるため逆転防止ラッチが働きモーターが動かなくなる

4.コードを端子に差し込む。

5.小さな円盤を取付けた底板をはめ込んだらネジを締めて固定。

6.バッテリーを取付け正常に動作する事を確認したら、底板の芋ネジを六角レンチで上下させながらトリガーを引き、ギア鳴りが一番小さい箇所で止める。
※緩みが気になるなら芋ネジにネジロックを軽く付着させて固定する

これでサマリウム・コバルトモーターへの交換は完了です。

本当にセミオートのキレが良くなるのか、まずはMini-Sバッテリーを取付けてトリガーレスポンスを確認してみたのですが・・・

これは凄い!GBBのダイレクトなトリガーレスポンスとまではいかないものの、比較をせずとも確実に変わったと体感できる程の効果を感じます。

しかも、サイクルを無視した無茶なトリガーの引き方をしてもトリガーロックしにくいというおまけ付です。

そして、放電能力が高くノーマルの状態でもセミオートのキレが向上するNi-MHのラージバッテリーを使うと・・・

気持ちぃぃぃぃぃぃ!セミオートのキレが味わえます。ほんのかすかに遅れるものの、GBBのトリガーレスポンスにとてつもなく近いレスポンスで、端から見ればGBBかと思うほどの強烈なキレです。

初速は変化しないのは予想通りですが、トルクが2倍になった分、バネを速く締める事ができるようになったのか、フルオートのサイクルが若干向上していました。
※メカボとの相性があるので全ての電動ガンでサイクル向上が見込めるわけではない

初速を上げるためにノーマルよりも強いバネを入れた場合、モーターに負荷がかかりセミオートのキレが落ちることがありますが、そういった際にもセミオートのキレを取り戻す方法としてありではないでしょうか(バネがきつすぎるとメカボの寿命が縮まる可能性がある)。 
 

1万円払っただけの効果はある

しかし、1万円と高価でしたが払っただけの効果はサマリウム・コバルトモーターにはありました。

必要はないかと思っていたのですが、予想以上のセミオートのキレに、思わずメインで使用している次世代電動ガンAKS74Uもサマリウム・コバルトモーターに換えようと思うほどです。

今のところ、ショートタイプのサマリウム・コバルトモーターはマルイからは出ていないため、次世代電動ガンAKS74Uではそのまま使用することはできませんが、ショップがショート加工したものを販売しているのでそちらを使ってみようと思います。