アニメ版攻殻機動隊でトグサが使用したことで人気となった異形のリボルバーマテバですが、ここに来て待望の6mm仕様が発売されていたので入手してみることにしました。

今回の6mm BB仕様になったことで、オリジナルのマテバ2006Mと同じ.357マグナム仕様変更され、現存する実銃をモデルとしたエアガンになっただけでなく、.357マグナムのXカートがよりリアリティを演出してくれます。


6mmと8mmモデル

マルシン マテバリボルバーを持つのはこれで2丁目ですが、今までマルシンから販売されたマルシン マテバリボルバーは複数あります。
※後ろの8mmBBモデルはシリコンスプレーを吹き付けているため黒くなっている

初のモデルは8mm BBモデルで、攻殻機動隊で設定されていた9mmパラベラムを使用するマテバM M2007というマテバ2006Mをベースにした架空の銃です。

9mmパラベラムと.357マグナムカート

ただでさえ変態リボルバーなのに、9mm、しかもオートマチック拳銃の9mmパラベラムを使うとか変態すぎる仕様を再現したので、見た目は実銃に近いのですが架空銃扱いとなっています。

この初期モデルの8mm BBモデル(ウッドグリップ版)を持っていますが、リアリティ溢れるカートの落下音や8mmBB弾だけに弾が大きく迫力があり、ターゲットにヒットした時の音は6mmモデルに比べると派手なのが売りです。

その後、8mm BB Xカートモデルが販売されましたが、9mmパラベラム仕様なのは変わらず。9mmパラベラムを模した短いカートが弾頭分わずかに伸びたところで.357マグナム用の長いシリンダーには似合わないものでした。

3代目マテバ

そして、.357マグナム仕様になり、実在するマテバ2006Mになった6mm BBモデルが今回の3代目マテバです。

Xカート

仕上がりについては特に8mm BBモデルと変わりは殆どなく、ぱっと見ただけではどのバージョンか見分けがつかないのですが、カートを取り出すとすぐにわかります。

シリンダー前方にカートが見える

他にも見分けをつける点として、6mmモデルはシリンダーの前方にカートが見えたり。
 
9mmパラの刻印

8mmモデルは9mmパラベラムの刻印が表示されており、6mmモデルは何も表示がありません。

インナーバレル

もちろん、マズルから覗くインナーバレルは8mmモデルの方が大きいです。

357マグナムのXカートがよく似合う

しかし、マテバは.357マグナム用に設計されただけあって.357マグナムのXカートがよく似合います。

リボルバーならではの儀式

このカートの長さと重さがすばらしく、シリンダーに1発1発カートを詰めていくリボルバーならではの儀式が、言葉にできないような満足感をもたらし悦に入ることができます。

リロードの瞬間に味わえる満足感は8mm BB仕様と雲泥の差があり、カート式リボルバーの命と言っていい、このリロードの瞬間に得られる満足感に「もう合格点をあげちゃう」と思ってしまうほどです。

シリンダー

ちなみに、初期ロットではシリンダーの弾倉部分の径が僅かに小さい箇所があったようで、シリンダー後部を下に向けエジェクションロッドを押し込んでもカートが自重で出てこないといったことがあったようですが、私の個体では改善されたロットなのか、エジェクションロッドを押し込めばカートは自重で全弾落ちてきます。

なお、シリンダーは安全性を重視して実際の.357マグナムよりも径が小さく作ってあり、リアルサイズの.357マグナムカートをいれて楽しむことはできません。

握りやすいグリップ

大型リボルバーなのに握りやすいグリップは相変わらず健在で、困ったことに初代のモデルからグリップがズレた状態で固定される、ガスが入れにくいという点も同時に引き継いでいます。

ガスが入れにくい

ガスが入れにくい点については改善できるか分かりませんが、マルイのガス缶だとノズルが短くガスのチャージ中に生ガスがガンガン漏れるので、ノズルの長いウッドランドガスでも買ってみようかと思います。

シリンダーをスイング

入手後、真っ先にカートを取り出すためにシリンダーをスイングさせた時のことですが、8mm仕様と違いスイング時のシリンダーの動きが渋い点が気になりました。

シリンダーギャップを埋めるバレル

8mm BB仕様の場合はシリンダーギャップを埋めるため飛び出ているバレル(なんて言えば良いのだ?)の中にあるインナーバレルが短いのに対し、6mm BB仕様の場合は長く、外側のバレルを押し込むと(シリンダーの回転時に伸縮する)インナーバレルの先端が飛び出すほどで、ここがシリンダーに入っているカートの先端に干渉し、大きな抵抗を生み出しているためシリンダーの動きが渋いと感じる原因になっています。 

この渋さがシリンダーの回転にも悪影響を与えており、ただでさえダブルアクションはトリガーが重たく、ストロークも長いのでガク引きになり大きくブレますが、さらにブレが大きくなる原因を作っているように思います。

シングルアクションでどうぞ

ただ、シングルアクション時は軽いトリガープルと短いトリガーストロークで撃ちやすいので、狙って撃つならハンマーを起こしてシングルアクションで撃つのがお勧めです。

HKSの.357マグナム用スピードローダー

今回、.357マグナム仕様のXカートになったおかげでスピードローダーが使えるようになっているとのことなので、マテバと共にHKSの.357マグナム用スピードローダーを一緒に購入してみました。

玩具みたい

このスピードローダー、安価なため質は玩具みたいな質で、本物でもこんな物かといった感じなのですが、入手製が良好なのは助かります。

型番は586A

型番は586A。カートのサイズが実包と微妙に違うため、若干ですが偏った形で保持されます。もちろん固定はしっかりしているので、振ってもカートが落ちることがありません。

ここまでしかカートが入らない

また、スピードローダーはマテバのシリンダー径に完全にマッチしているわけではないので、シリンダーにカートを込める際はここまでしかカートが入りません。

後はシリンダーを固定してダイヤルをグリっと右に回し、カートを自重で弾倉に落としてリロードします。

スピードローダーが使える

人生初のスピードローダーによるリロードでしたが、映画やアニメの世界で見るリロードが実際に楽しめるとあって、何度もリロードと排莢を繰り返して自己満足の世界に入ってしまう程、自分の世界に浸れます。


また、スピードローダーを入れる同社のスピードローダーケースもそれほど高くはないので、ベルトにさげてリロードを存分に楽しむといったプレイから、不利上等でサバゲーに投入するということも難しくありません。

ロマンを感じずにはいられない、というか、ロマンしか感じられないプレイを堪能できるうえ、変態リボルバーのマテバを使いサバゲーでヒットを取れたら昇天ものです。

944gの重量

重量は、ずっしりと重いHW仕様で、カートを装填した状態で944gの重量があります。

カートも重た

このカートも重たく、重量は17gとなっていました。ズッシリとしている分、カート落下時の音はゴトッと鈍い音で、リアルなチリンとした音は出てきません。

重量感のある表面処理

マテバはマルシン製エアガンの中では重量感のある表面処理なので、この重量と相まって所有欲を満たしてくれます。

ウッドグリップ

特に6mmバージョンのウッドグリップは高価ですが、飾っていても様になるアイテムです。

集弾性についてはカート式のため期待はできません。5mの近距離でも狙ったところに飛んでいくのは6発中1発から2発程度、6発中1発から2発程度が狙った箇所の近く、6発中1発から2発程度が魔球のような弾道で好き勝手に飛んでいきます。

初速

また、初速が極端に変化することがあり、6発カウントした初速のぶれ幅が良いときでは73~67 m/sで安定しているのですが、酷い時は50m/s台の数値が突然出てくる不安定な初速のため、カート式の命中精度の低さと相まって集弾性は期待できません。
※室温約25度の環境で計測

リアサイト

これでは微調整が可能なリアサイトも台無しです。実銃は競技用なのですが、エアガンとなったマテバはとてもじゃないですが競技には適さない代物といえます。

一応、可変ホップアップ搭載なのですが、上記の件があるためベストセッティングが出しにくく調整に時間がかかりますし、煮詰めていこうにも構造的な限界があります。

ホップアップ調整穴

なお、ホップアップの調整はこの穴に六角レンチを差込み内部のイモネジを回すことで調整します。

愛でカバーする

6mmモデルのマテバはカート式リボルバーのため実射性能は低いですが、そこは愛でカバーです。ガスが入れにくい、ガスが漏れやすい、飛距離がまばら、集弾性が悪い、グリップの固定に難があるといったダメなところも含めてマテバは素敵だと感じる要素を持っています。

個性的なデザイン

シリンダー下部から弾が発射される、シリンダーが上にスイングする、個性的なデザインといった変態的要素に魅力を感じたらあなたも素質がありますよ。一緒にリロードを堪能しませんか。