そこで、インドア向けに必須アイテムといってもいい、減速アダプターを導入してみました。
アウトドアフィールドと違い、インドアフィールドでは至近距離の撃ち合いが頻繁に発生するため、初速のレギュレーションが厳しいところが多くあります。
電動ガンでもノーマルNGのところもあり、そのような場合に使うのが減速アダプターです。
今回参加したフィールドの初速制限は、法律に反していなければOKということで、0.989Jを超えなければいいレギュレーションでしたが、あえて減速アダプターを付けて参加しました。
このレギュレーションでプレイしたところ、基準値内ですが、初速が高めの次世代電動ガンや、長物GBBが相手側にいたので、長袖を着ていてもアザができてしまい、1週間は跡が残りました。
インドアは近距離戦ですから飛距離は考える必要などありませんし、相手プレイヤーに無用な痛みを与えたり、まして、怪我をさせることがあれば、楽しいサバゲーも台無しですから、その点を考えれば、たとえレギュレーションが緩くても、付けておくのが紳士のマナーといったところでしょう。
この減速アダプターですが、マズルのM14逆ネジに取り付けるため、エアガン側の加工は必要ありません。東京マルイの電動ガンなら数多くのものが無加工で取り付けられるようになっています。
完全に分解した状態がこの写真です。
このなかで肝となるのが、バツ字に切れ込みの入ったゴムです。
マズル側のパーツはこのゴムを押し込む出っ張りが付いており、ネジを締め込むと・・・
このようにゴムの切れ目が解放されるようになっています。
押し込み量により解放具合が変わるため、付属のリングでこの押し込み量を調整して減速効果の加減ができるようになっているという構造です。
で、何故これをマズルの先に取り付けるだけで減速するのかというところですが。
シリンダーから出てきた空気はバレルのなかのBB弾を押して加速しますが、BB弾とバレルの僅かな隙間からマズル側に抜ける空気が存在します。
※チャンバー構造は省略
※チャンバー構造は省略
抜けた空気は、通常ではそのままBB弾を発射する前にマズルから抜けて出て行きます。
しかし、減速アダプターがここに存在すると、本来マズルから抜け出るはずだった空気が滞留して空気の壁を作ります。
BB弾はマズルに近づけば近づくほど、圧縮された空気の壁に阻まれ減速し、空気の圧力が一定になると減速アダプターのゴムが開放され、空気の壁と一緒にBB弾が放出されるようになっています。
この原理であれば、電動ガン以外にも、ガスガン、エアーコッキングでも効果が見込めるはずです。
※減速アダプターとバレルの間の気密がとれない場合は正常に動作しない可能性があります。
実際にどれだけ効果があるのか検証してみたのですが、東京マルイの次世代電動ガンAKS74Uでは以下のようになりました。
ノーマル約86m/s
黄色リング約80m/s
赤色リング約65m/s
水色リング約57m/s
白色リング約53m/s
実測値を計測したところ、最大40%まで減速することが確認できました。パッケージによるバレル長が長いほど効果が高くなるようです。
ノーマル約86m/s
黄色リング約80m/s
赤色リング約65m/s
水色リング約57m/s
白色リング約53m/s
実測値を計測したところ、最大40%まで減速することが確認できました。パッケージによるバレル長が長いほど効果が高くなるようです。
ただ、あまりにも初速が低いと、ヒットした感触が弱く気づいてもらえないかもしれませんので、調整するのであれば、バランスをとって70m/s台あたりを狙うのが良いようです。
今回は東京マルイの次世代電動ガンAKS74Uに取り付けてみましたが、独自のハイダーが無くなるので少し寂しいところです。
ちなみに、減速アダプターには先端側にも逆ネジがあるので、サプレッサーの装着も可能となっています。
見た目は少し犠牲になりますが、インドアフィールドに行くのであれば、是非ともてに入れておきたいアイテムです。
コメント
コメント一覧 (1)
10禁レベルまで落ちるのでしょうか。