KTW ウィンチェスター M1873 ランダルカスタム
古い時代の銃をモデルにしたエアガンといえば、手持ちではUZIやKG-9、そしてMG42でしたが今度は時代をさらにさかのぼり西部劇の時代に使われていたウィンチェスター M1873、しかもカスタムモデルであるランダルカスタムを手に入れてみました。

レバーアクション操作でエアコッキングという奇妙な組み合わせのKTW ウィンチェスター M1873ですが、いったいどんなものなのか・・・今回は一風変わったモデルを攻めてみます。


ウィンチェスターというとアメリカの西部開拓時代に大活躍していた銃で、盗賊、荒くれ者、敵対していた先住民と戦うために使われていました。

レバーアクション

今となってはボルトアクションにその座を奪われて見なくなったレバーアクションは、排莢・装填・ハンマーを起こすという一連の動作をレバーの動作一つでやってしまうという当時としては革命的な構造で、KTW ウィンチェスター M1873シリーズでも同じようにレバーを操作して使用します。

このレバー操作ですがエアコッキングなのでピストンのバネを引く力を入れないと引けず、かなり重たくなっています。

レバーが重たい

ウィンチェスター M1873ではないのですが、同様のレバーアクション銃(ウインチェスター M1887)を使った映画ターミネーターや、ゲーム コール オブ デューティー MW2で一際目を引いたスピンコック(回転させながらレバーを引くガンアクション)をしてもレバーが重たくて動きません。

スピンコックをするには少しこつがあり、一度レバーを引ききってから回すと簡単にスピンコックができます。

レバーはスピンコック向けだが・・・

レバーアクションのガスガンは国内メーカーから発売されていますが、スピンコックをするとレバーが抜けるらしくメーカーは推奨していない行為のようです。しかし、KTWのウィンチェスター M1873 ランダルはスピンコック前提のレバーが付いていることを考えると、スピンコックに耐える設計なのかもしれません(あくまでも個人的見解)。

幾度かマイナーチェンジを繰り返して仕上がりが改善されているようで、バリや金属片が付着していると報告のあがっているピストンは綺麗な状態でした。現在のロットは箱出でそのまま使っても安心できます。
 
質感は良い

エアコッキングというと安物のイメージだと感じる人もいるかもしれませんが、外装の仕上がりに関してはあと少し頑張って欲しかったなと感じる箇所はあるものの、金属製のフレームがずしんとした重みを感じさせます。

木製パーツ部分はチープ

実銃では木製のハンドガードとストックはKTW製では樹脂製になっており作りはチープ以外の何でもないですが、CAWからウッドストックが出ており装着をすれば質感が相当良くなるのではないでしょうか。
 
重心だけでなく銃床まで切り詰められている

KTWのウィンチェスター M1873は重量が1.68kgとカービンモデルをさらに切り詰めたソードオフモデルなのに重たく、片手で持つには重たくふらついてしまいますが、ライフルのように構えると銃床が肩に届かずしっかりと狙って撃つ設計ではないことに気づきます。
 
フロントサイトリアサイト

アイアンサイトがないという時点でそいういうコンセプトのモデルなんだなと察するべきなのでしょうが、KTW ウィンチェスター M1873 ランダルカスタム含めKTW ウィンチェスター M1873シリーズは弾道が素直という意外な性能を持っています。

狙撃仕様

カービンモデルを狙撃に使っている人もいるようで、KTWのウィンチェスター M1873シリーズ向けのオプションであるレールキットを取り付ければ、ライフルスコープ等を取り付けることもできるので狙撃仕様に早変わりします。

箱だしでダットサイトを付けて20m先の小さい缶コーヒーの空き缶を狙ってうってみたのですが、ほぼ同じ弾道を描いて的にあたっていくのには驚きました。銃床は肩ではなく胸に当てて固定する構え方にはなりますが、しっかり固定すればそこそこ狙っていける仕上がりです。

トリガーが重たく引く際にぶれてしまう点は気になったものの、狙撃用に使っている人の気持ちが分かる性能でした。

ホップアップ機能とマガジンについてはやや問題ありで、サバゲーでの運用を考えている人は少し注意が必要かもしれません。
 
チューブマガジン

KTW ウィンチェスター M1873シリーズのマガジンはチューブマガジンで、KTW ウィンチェスター M1873 ランダルカスタムは14発のチューブマガジンが2本付いてきます。

マガジン装填

構造の問題で2発がチャンバーの手前で留りマガジン全弾を撃ちきることができません。逆さまにしてレバーを引くと重力でチャンバーに押し込まれ残りの弾も撃てますが、銃内のBB弾が空の状態の場合まともに撃てるのは実質12発ということになります。
 
BB弾が入れにくい

しかもこのマガジンは装弾に手間がかかります。マガジンフォロアーは引きにくいうえロックはかからず、BB弾も入れにくい角度のためフィールドで弾切れを起こしたらスリリングな時間を楽しめる仕様になっています。

マガジンチェンジ自体はそれほど難しくないのでバンバン撃つ人は予備マガジンの導入を考えておいた方がいいかもしれません。

初速

初速についてはエアコッキングライフルとしてはかなり低めの60m/s台、飛距離のことを考えるとサバゲーで使うにはかなり不利なのでネタ用となってしまいます。 

同カービンモデルでは80m/s近く出ているようなので、サバゲーで狙撃を楽しむのであればカービンモデルをお薦めします。カービンモデルは装弾数も多くランダルカスタムよりは実用性があると思います。 

ホップアップ調整

ホップアップはマガジン以上に問題ありでマイナスドライバーで部品を外す必要があります。毎回調整のたびにこの部品を外す必要があるので調整は面倒です。

ネジを外す必要有り
 
実用性を求めるのであれば外観は少し損なわれますが、ねじ穴部分に該当する箇所にドリルで穴を開けて六角レンチを差し込めるようにしておけば使い勝手も上がると思います。

稼働ギミック

稼働ギミックは多く、レバーアクションの操作にあわせてダストカバー、ハンマー、装填装置が動きます。こういう小さな部分のこだわりは操作していているという雰囲気をよりいっそう引き立ててくれます。

飾るも良し

実用性もそれなりにありますが、飾ったり操作して楽しむのもKTW ウィンチェスター M1873シリーズの楽しみです。ウエスタンに興味がない人でも珍しいものが欲しい人には手にとってもらいたい一挺でした。