全くエアガンと関係ないかと思われがちですが、実はBB弾の発射機能が付いておりエアガンといえばエアガンになるのかもしれません。
そもそも何で戦車のラジコンなんだと思っているひともいるかもしれませんが、Laineemaブログにて紹介した戦車ゲーム World of Tanksで戦車熱が再発し、昔持っていた陸上自衛隊74式戦車が気になって手に入れてしまいました。
過去に購入した際はサイズとギミックに惹き付けられて購入したのですが、当時は京商ではなくセガサミーの孫会社であるタイヨーから出ており、現在は大人の事情で京商から発売となっています。
価格の割にはサイズが大きく全長は40cmもあります。これが迫力があってたまりません。しかも、これがグイグイと動くのですから子供心をくすぐられます。
同シリーズには90式戦車とタイガーIがありますが、74式戦車の魅力はそのボディラインの美しさです。特に避弾経始を取り入れた砲塔は戦うために生み出されたものとは思えない美しさを備えています。
実車には油気圧サスペンションという珍しい機能が付いており、車高を前後に変化させ砲身の仰俯角を大きく取ることができる機能がありますが、京商Egg 陸上自衛隊74式戦車では油気圧サスペンションは再現はされていません。
売価が6千円程度ということもありサスペンション自体が装備されておらず転輪は車体直付けとなっていますし、モーターの制御はON/OFFのみで出力調整はできません。こういう細かなこだわりを求めるとなると桁が1つ2つ違う高価なタミヤ製に行き着くことなると思います。
京商Egg 陸上自衛隊74式戦車はどちらかというと手軽で簡単に遊べるという位置づけですので買ってすぐに遊べますし、傷がついてもいいかなと思える点が魅力となっています。
バッテリーは単三電池6本で送信機側は9V 006P角型電池で連続使用時間は50分となっています。
確かタイヨーが出していた際は電池ボックス仕様で単三電池が4本だったような記憶があり、実際に調べてみるとその通りでしたが、塗装もC形の迷彩模様になっているのは思い出せませんでした。色の記録というのは案外と適当なようですね。
タイヨーから出ていたときにも付いていたBB弾の発射機能は蓄光BB弾対応となり、暗闇で光るBB弾を発射できるようになっています。
実車のアクティブ型赤外線暗視装置に当る装置が蓄光BB弾への蓄光光源兼投光器となっており、本体のスイッチをONにするとこのアクティブ型赤外線暗視装置部分が光ります。
おそらく屋内での使用を想定しているでしょうから付属の蓄光BB弾は生分解しないABSタイプだと思われます。屋外で蓄光BB弾を含むBB弾を使用する際は環境のため生分解プラスチックのバイオBB弾を使いましょう。
ちなみに手持ちの初速計測器で計測してみたところ、初速は8.94m/sと当っても痛くないほど低い速度でした。銀玉鉄砲のようにBB弾を弾いて打ち出すストライカー方式を採用しているからだと思われます。
なお、砲身は固定で仰俯角がとれないため飛距離は水平で2m程度です。
なお、砲身は固定で仰俯角がとれないため飛距離は水平で2m程度です。
砲身は動かないものの砲塔はリモコンで左右に動き、また、BB弾の発射時はリコイルショックの再現がされ、発射にあわせて車体が一瞬後ろへ下がる演出もついています。
こういうギミックも魅力なのですが、戦車といえば履帯の走破力も魅力です。障害物をならべて乗り越えていく様はまさに戦車ラジコンの醍醐味です。
防塵防水ではないので無茶はできませんが、屋外でも道無き道を走る醍醐味を味わえるなど戦車ならでは楽しみかたができるラジコンに仕上がっています。
まとめ
質感やデティールを求めるのであればお勧めできませんが、手軽な価格で購入できるうえ大きめの戦車ラジコンが欲しいのであればまさにぴったりのラジコンです。BB弾の発射機能など面白い機能も子供心をくすぐります。
なにより、ぶつけたり傷が付いても少々いいかなと思える価格なので屋外でガンガン使って楽しめます。
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