マルゼン Vz61スコーピオン


ガスブローバックといえば電動ガンにはない強烈なリコイルショックを味わうことができます。そんなガスブローバックのなかでも連射ができるのに価格はハンドガンと同程度とお手軽なガスブローバックSMGであるマルゼンのVz61スコーピオンを買ってみました。

内容物

今回は珍しく中古ではなく新品を購入しました、中古は確かに安いのですがメンテナンスや疲労の具合で調子が悪かったりするものが紛れています。知識がないと直せないので新品を買った方が実は安いということもあったりします(実は2丁壊した)。

左側面


見た目はすぐにプラスチックだなと分かるほどの質感です。特にマズル付近の仕上げはプラスチック感が強いです。

Vz61スコーピオンはコンパクトなSMG

マルゼン Vz61スコーピオンはコンパクトなSMGで、大型のリボルバー拳銃、オートマチック拳銃と同じサイズです。暗殺や要人警護向けといわれても確かに納得できます。

ボルト

マルゼンのスコーピオンは実銃同様にクローズボルトを再現しています。金属製のボルトレバーを引くとボルトは戻り、クローズ状態となりその状態から発射できます。

マルゼンには同じガスブローバックのSMGにMP5KA4がありますが、あちらはオープンボルト(実銃はクローズボルト)になっていますので機能的に進化したといってもいいでしょう。

オープン

全段撃ち尽くすとボルトはオープン状態でロックされます。マガジンを抜くか残弾のある状態のマガジンを入れてぼるとレバーを引くとロックが外れます。

遊び終わった後はマガジンを抜いてクローズに戻した後、1度トリガーを引いてハンマーを戻しておく必要があります。

エジェクションポート


エジェクションポートも再現されていています。Vz61スコーピオンはボルトレバーが横にあり、エジェクションポートが上にある関係で持ち方は左手でマガジンを握って固定するのが定番です。本来ではこの状態から左手の親指をトリガーガードに入れて握るのですが、剛性不足なのか説明書ではやらないように注意書きがしてあります。

セーフティ

セーフティーは実銃が20連のところがBB弾仕様の30連に合わせた表記になっています。

グリップはプラ

残念なのがグリップです。プラススチック製で中身は空洞になっています。

しかも中抜きされている

ここには本来スリング取付用の金具と発射サイクルの調整つまみがあるのですが、このように中抜き状態で何もありません。木製グリップが出ているものの、数が少ないのでおそらく手に入れるのは難しいでしょう。

右側面

左側面側には特に何もありません。だいたい銃は右利き用に作られているので操作、目視する必要があるものは左側にあるということでしょうか。

金属ストック

スコーピオンの俗称はこの折りたたみ式のストックの動きがサソリの尻尾に似ているからだそうで、実際に折りたたむときはサソリが尻尾で攻撃しているときに似ていなくもないです。

小さくても凶暴という意味では非常に良く馴染む名称です。実際にVz61スコーピオンは暗殺用のSMGとして用いられることもあるようです。防弾チョッキを装着していることを想定して相手の脚を撃ち、その後、頭を打ち抜くとか・・・けっこうエグイですね。

ストックのロックは簡単外せる

このストックですが、ロックの解除はストックの接続付近にある箇所をつまんで押すだけで解除されます。

サイトは調整可能
サイトは調整可能2


リアサイトは距離により2段階の調整が可能になっています。射撃時はブローバックの激しい衝撃で弾道がばらけますので実用性はないように思えます。

純正の30連マガジン
マガジンは30連


付属のマガジンは30連です、フロントから残弾が見えるようにスリットが設けてあります。これが困ったことに握りすぎるとBB弾がつまり給弾不良を起こしてしまします。マガジンを握る際は沿えるだけにしておかないとBB弾が発射できません。フィールドで使う人は肝心なときに勢い余って握って給弾不良を起こしそうです。

冷えに弱いので連射はキツイ

マガジンの上部は豚鼻タイプのパッキンと丸形の放出バルブです。古いタイプの設計だと思いますが今でも新品が難なく手に入るので息が長い人気のガスガンだともいえます。

マルゼンのニューイングラムMAC11にはロングマガジンの設定がありますが、Vz61スコーピオンにはロングマガジンの設定は無いようです、Vz61スコーピオンの大容量マガジンといえばドラムマガジンだからでしょうか。

空撃ポジション

マガジンには空撃ち用にフォロアーをロックすることができますが、ブローバックの衝撃で簡単にロックが外れてしまいます。室内で空打することが多いのでもっとしっかりした構造でロックしてもらいたいところです。

マルイのBBローダー小


給弾は手だと面倒なのでマルイのBBローダーを使っています。

付属のアタッチメント楽に給弾できる

付属のアタッチメントを使えば簡単にマガジンにBB弾を給弾することができます。さすがに30発も手で入れるのはしんどいので1つもっておくと良いでしょう。



実際に射撃してみましたが、さすがにマガジンが暖まった状態でも30連射すればマガジンが冷えて動作が鈍くなってきます。冬場は室内でしか使えそうにありません。

命中精度は。固定ではなく可変ホップアップなのでBB弾や季節に応じて調整することができるため実用性は高いといえるでしょう。

バレルが短いうえブローバックのリコイル大きいため、約15mから弾道がばらけていきます。単発で撃っていくと分かるのですが、ホップアップのかかりが具合が1発1発微妙に違います。前回レビューしたMATEBA程変化球ではないですが20m先のターゲットに当てるのは運次第になります。

SMGらしく室内戦向けといえるのではないでしょうか。


フィールドストリッピング

ガスブローバックは実銃同様に定期的なメンテナンスが必要です。マルゼン Vz61スコーピオンは工具無しで機関部を分解することが出来るので、メンテナンスもしやすい構造になっています。

分解1

分解はこのピンを左側に押し込んでロックを外すだけです。

分解2

ロックを外して少し前にスライドするとレシーバーが上に開きます。

分解3


ロックピンは外さないように。後々取付が面倒になります。

分解4


これがロックピンです。外れた際は精密ドライバーなどで出っ張りを押し込んで挿入する必要があります。

分解5


ハンマー部分です。新品なのでグリスがべったりと付いています。

分解6


ボルト部分です。ロックピンのあった箇所に小さな穴が空いていますが、これがホップアップの調整口になっています。

分解7


ボルトレバーを後退させるとレバーが外れボルト部分が取り外せます。

分解8


ピンを一つ抜くだけでここまで分解することができます。定期的なメンテナンスでもここまで分解すれば十分に手入れすることができるので初心者にも安心して勧められます。


マルイの電動スコーピオンと違いアクセサリーをごてごて取り付けることはできませんので、カスタムをして楽しむのであればあまりお勧めはできないのですが、ブローバックのリコイルを楽しむのであればマルゼン Vz61スコーピオンは非常に手軽に手に入るのでお勧めですよ。